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【レビュー】僕はキミだけを見つめる 外伝 サーベルタイガー編 

僕はキミだけを見つめる 外伝 サーベルタイガー編(れいんどっぐ
れいんどっぐ


※こちらは、同人ソフトです。同人取扱店にてお買い求めください。


【あらすじ】
都内で発生した3件の謎の自殺─。
自殺した人間は全員、世間を騒がせている闇金グループの関係者。
拓実、カズ、ヒサの3人が率いる「サーベルタイガー」は闇金グループを統括する日本最大の暴力組織「神流会」から自殺の真相を暴くよう命じられる。
そこで、知った衝撃の事実と結末は─。
拓実が永遠と出会う数年前を描いたバイオレンスストーリー。


感想
ここ数日、仕事終わって帰宅後、プレイしておりました。
読み始めると止まりませんね・・・毎日寝不足気味。

さて、この作品は、本編である「僕はキミだけを見つめる」であまり語られることがなかったカズ、ヒサ、拓実の3人の活躍を描いた外伝です。
外伝、本編とも共通するテーマが”仲間、家族との「絆」”
そして外伝では、「お金があれば必ずしも幸せになれるとは限らないけれど、お金がないと確実に不幸になるから・・・(by 雨鷹沙織 談)」がサブテーマに。


場所は、世の中の歪み、不条理、矛盾・・・ごった煮となっている街、歌舞伎町。
そこで繰り広げられるお金によって人生が狂わされてしまった者たちの生き様・苦悩。
お金ではどうすることも出来ない現実を突きつけられながらも強く生きる者。
ただ笑って地獄へ行くことを願う者。
様様な人間模様がうまく絡み合ってゲームが進行していくので飽きずに物語が楽しめます。


プレイ後の感想は、本編、外伝ともに、次々と問題・事件が発生していくのは読み手の緊張感・ワクワク感を持続できるので良いですが、全体的な抑揚感が足りないため、こじんまりとまとまってしまっています。ゆえにプレイ後の達成感があまりなく、モヤモヤしちゃいます。ジェットコースター風に急上昇・急降下・二転三転の展開があればもっと盛り上がったかと思います。

で、なぜモヤモヤするのかと考えると可愛い子ちゃんとの絡みが少ないから。
突き詰めれば、エッチシーンは、殺し屋の少女とだけで
サーベル1

肝心の美咲や芙美とのエッチシーンがないじゃあーりませんか。
芙美はあるにはあるけど・・・これだし^^;
サーベル2

せっかく可愛いキャラが登場してるんだから使わなきゃ!脱がさなきゃ!エッチさせなきゃ!w


それにしても、外伝をプレイしていてカズ、ヒサ、拓実の無鉄砲な猪突猛進ぶりがハラハラドキドキを通り越してちょっと考えろよと文句一つも言いたくなってしまう。ピストル持ってる相手に素手で挑んで見事進退窮まったりとか(結局第三者の援護で助かるが)、命がいくらあっても足りないね。お前の体に聖剣の鞘でも埋まっているのかとw 本編でカズ、ヒサも強いという描写があったが外伝プレイ後は、その信憑性が「?」に。手だれの暴力団組員相手じゃ手も足もでず、いきがっても所詮はガキに毛が生えた程度。ありゃ、ナツに殺されても仕方ない強さかと(ぉぃ)


最後に・・・ゲームクリアすると、目次画面に”番外編”が現れます。
本編のキャラが出てきて、次回作の話などをしています。
ちなみに次回作は、ヤクザ者が主人公でギャグ満載のマルチエンドらしい。


とまあ文句も言ってますが、この内容でたった1000円とはお買い得。
内容もいいので満足です。まず本編をじっくりプレイしてからこちらを遊んでくださいね。
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